ほんだの取り組み Information

2016.07.16
本多研修旅行2016北陸 3日目

最終日は、金沢の市内観光です。
まず、ひがし茶屋街に行きました。
ここは、重要伝統的建造物群保存地区内にあり、茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が多く残っています。
金沢の伝統工芸品の一つでもある金箔を使った輪島塗や民芸品や化粧品も売られていました。
そんなお土産品の中に、金箔を貼ったソフトクリームがあり、たくさんの人か購入していました。

 

そして、金沢21世紀美術館に行きました。
ここは、現代美術を収蔵した美術館で、現在は、「西京人—西京は西京ではない、ゆえに西京は西京である。」という展示をしていました。
なかなか私には理解することが難しい展示品が多くあり、芸術センスの無さを痛感しました。

 

そして、今回の研修旅行最後の食事となる「金城楼」さんに到着です。
前田利家公の長女に婿入りした前田対馬守の子孫の豪邸を、明治二十三年に、創業者である土屋九兵衛が手に入れたのが、現在の金城樓で、創業125年の老舗料亭です。
小堀遠州好みの庭にあるのは、樹齢が数百年を越え枝ぶりの珍しさを見せる槙の樹、太閤秀吉に由来する七つの石のひとつ不二石、藩主の子孫が住む鎌倉の前田邸にあるものと対を成す獅子印璽燈籠などなど、いずれも由緒を感じさせるものばかりでした。

 

日本海の海の幸、能登の風土が生み出す珍味、白山からの良水による美酒、金沢の土地にのみ育まれた加賀野菜の数々。
それらの旬をしっかり把握し、最良の調理法を用い、さらに代々、継承した器類、美術品などを惜しげもなく使用した加賀料理を存分に堪能することが出来ました。

 

今回の研修旅行で、北陸の山海の食文化、加賀百万石の栄華、大自然の雄大さを満喫し、また老舗ならではの「おもてなし」の心を体感し、とても有意義な二泊三日の研修旅行となりました。
また来年、どこか素晴らしい場所へ研修旅行へ行けるように、これから1年社員一同一丸となって頑張っていく励みにしたいと思います。